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KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、受験や進学に関する情報および人生に付加価値を与えるような情報を、「受験・+More」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
本記事では、有名大学を卒業したら、生きていくうえで重要な「お金」をどのくらいもらえるのかを見ていきたいと思います。
本記事の情報は、2021年2月17日にサイト「OpenWork」にて発表された出身大学別の想定年収ランキングを参考にしています。
出身大学別年収ランキング
それでは、出身大学別年収ランキング上位20をご紹介します。
ランキングの順位は、30歳時点での想定年収を基準としています。
順位 | 大学 | 年収(万円) |
1 | 東京大学 | 763.1 |
2 | 一橋大学 | 697.4 |
3 | 慶応義塾大学 | 687 |
4 | 京都大学 | 675.2 |
5 | 東京工業大学 | 649.5 |
6 | 早稲田大学 | 625.1 |
7 | 国際基督教大学 | 614.5 |
8 | 名古屋大学 | 614.2 |
9 | 大阪大学 | 611.6 |
10 | 神戸大学 | 610.9 |
11 | 上智大学 | 600 |
12 | 東北大学 | 595.6 |
13 | 横浜国立大学 | 595.2 |
14 | 防衛大学校 | 595.1 |
15 | 九州大学 | 585.8 |
16 | 電気通信大学 | 583.6 |
17 | 東京理科大学 | 583 |
18 | 北海道大学 | 582.8 |
19 | 大阪府立大学 | 575.9 |
20 | 名古屋工業大学 | 572.2 |
このような顔ぶれとなり、有名大学が数多く名を連ねています。
上位20にランクインした大学を、区分ごとにまとめてみましょう。
【国立大学】
・東京大学
・京都大学
・北海道大学
・東北大学
・名古屋大学
・大阪大学
・九州大学
・神戸大学
・東京工業大学
・一橋大学
・横浜国立大学
・電気通信大学
・名古屋工業大学
【公立大学】
・大阪府立大学
【私立大学】
・慶応義塾大学
・早稲田大学
・上智大学
・東京理科大学
・国際基督教大学
【その他】
・防衛大学校
上位20校のうち、国立大学が13校ランクインしており優勢となっています。
年齢別想定年収ランキング
ここから、年齢別の想定年収ランキングを見ていきましょう。
25歳

25歳時の想定年収では、東京大学のみが500万円を超える結果となりました。
そのほか、一橋大学や京都大学など数多くの有名大学が名を連ねていますが、多くは400~450万円ほどの分布となっています。
30歳

前章でもご紹介した30歳時の想定年収では、東京大学が750万円を超える想定年収で他大学に圧倒的な差をつけています。
そのほかの大学では、おおむね600万円前後に分布している大学が多くなっています。
これには、東大生の就職に関するトレンド変化が影響しているのではないでしょうか。
【かつての就職例】
・国家公務員試験に合格し、中央省庁の官僚
・総合商社や銀行・インフラなど大企業の幹部候補生
【近年の就職例】
・Googleやネスレなど、外資系の優良企業
・マッキンゼーや三菱総合研究所など、コンサルタント職
・ベンチャー企業、起業など
現在の東大生でも、官僚や大企業の総合職へ就職する学生はもちろんいますが、上記のように若いうちから高給料がもらえる実力主義の世界へ就職する学生が他の大学に比べて増えてきていると考えられます。
35歳

35歳時の想定年収では、東京大学と一橋大学の2校が900万円を超える結果となりました。
また、理系人材が多く技術系への就職も豊富な東京工業大学が上位に浮上しています。
これは、技術職では若いうちは現場経験を積ませるために、工場など地方勤務で不毛な時間を過ごすことがあります。
そのような人が、ようやく本社や支社へ異動し、給与が上がることが関係しているのではないでしょうか。
40歳

40歳時の想定年収では、一橋大学が東京大学をわずかに上回り首位になりました。
想定年収が1,000万円を超えた大学は東大・一橋・東工大の3つで、そのほかは主に800~900万円への分布となりました。
また、35歳時の想定年収ではランキングから陥落した防衛大学校が再びランクインしています。
これは、自衛官という年功序列の公務員組織での給与体系が反映されたのでしょう。
45歳

最後に、45歳時の想定年収を見てみましょう。
45歳時の想定年収では、一橋大学が1,189万円で首位となりました。
また、防衛大学校が1,079万円で4位まで急浮上しており、組織内での昇進に伴う給与の大幅アップがわかります。
さらに、ランキングの顔ぶれを見ると以下の傾向がわかります。
【ランキング上位】
首都圏や関西圏など国内でも物価・生活コストの高い地域の大学
【ランキング下位】
東北や北海道など、都心部に比べて物価・生活コストの低い地域の大学
東京など、都会の暮らしは何をするにも「お金」がかかります。
そのため、相対的に給与収入も高くなるのでしょう。
難関国立大学の年収推移
年齢別想定年収ランキングの上位には、国立大学が数多くランクインしていました。
参考までに、難関国立10大学の年齢別想定年収の推移をグラフで見てみましょう。

都会にある大学ほど25歳から45歳までの振れ幅が大きく、地方都市にある大学ほどその振れ幅は小さくなりました。
地方都市の大学では、地元志向の学生も多いことから、地元企業や自治体への就職を希望する人もいます。
そのような組織は年収がずば抜けて高いわけではないため、全体の平均値で見るとこのような結果となるのでしょう。
このグラフでは東北大学や北海道大学の想定年収は相対的に低く見えますが、世間一般的には十分に高い水準です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、OpenWorkが調査した「出身大学別・年齢別想定年収ランキング」の情報をベースに、有名大学を卒業したあとの収入に関する動向を分析してきました。
年収の数値はあくまで平均値のため、極端に年収の高い1人のサンプル情報が、その他大勢の平均値を引き上げている可能性などもあります。
そのため、目先の情報を鵜呑みにするのではなく、自分にとってはどのような選択がベストかを考えることが大切ではないでしょうか。