こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、鉄道・航空などの公共交通や、移動が快適になるサービスに関する情報などを、「旅行・出張」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
本記事では、2019年からANA国際線に導入された最新仕様のビジネスクラス「THE Room」について、実際に乗ったときの様子をリポートしていきたいと思います。
国際線の座席クラスについて
このような方もいるかと思うので、はじめに国際線の座席クラスについてご紹介したいと思います。
日本の2大エアラインであるANAとJALには、以下4種類の座席クラスがあります。
①エコノミークラス
②プレミアムエコノミークラス
③ビジネスクラス
④ファーストクラス
一般的に多くの人が想像する飛行機の座席は、上記のうち「エコノミークラス」が該当します。
国際線では、エコノミークラスであっても映画や音楽などのコンテンツを楽しめるように、小さいながらもモニターが各席に設置されています。
そして、エコノミークラスの座席をやや快適にし、シートピッチなどを若干広くしたものが「プレミアムエコノミークラス(通称:プレエコ)」と呼ばれる座席になります。
さらにその上になると、「ビジネスクラス」「ファーストクラス」といったより高級かつ快適なサービスを受けることができる座席が用意されています。
新ビジネスクラス「THE Room」に搭乗!
2019年、ANAは国際線仕様の「ボーイング777-300ER」の「ビジネスクラス」と「ファーストクラス」のリニューアルを発表しました。
具体的には、ドアつきの個室空間型のビジネスクラス「THE Room」と、ファーストクラス「THE Suite」という座席を提供するというものです。
「THE Room」「THE Suite」の搭載機は、2020年2月現在下記の路線で運航しています。
・東京-ロンドン
・東京-ニューヨーク
・東京-フランクフルト
それでは早速、「THE Room」の中を見ていきましょう!
今回私は、「東京(HND)-ニューヨーク(JFK)」線に搭乗しました。
こちらが、座席の様子です。

従来のビジネスクラスは「スタッガード」という座席で、フルフラットでくつろぐことはできましたが、座席横に仕切りなどはなく、完全にプライベートな空間というわけではありませんでした。
しかし、「THE Room」では座席横にドアによる仕切りが追加されたため、通路を挟んで反対側にいる人のことが全く気にならないのが特徴です。
また、座席に設置されているモニターのサイズも大きくなっており、快適な家でくつろいでいるような感覚になりました。

機内の内装に関しては建築家・隈研吾が監修しているため、化粧室も含めてすべて彼の趣向が反映された内装になっていました。
ここまで隈研吾のデザインに統一されると、空港や機材ごとの個性がなくなるので個人的には面白みに欠けますが、おそらくANAから彼に多額のお金が積まれているのでしょう。
そのほか、ギャレーにも大きなモニターが設置されていました。

豪華な機内食
東京-ニューヨーク線の機内では、フライト中に2回、機内食の時間があります。
私は、2回の機内食では和洋様々なメニューをいただきました。
洋食
【前菜】スモークサーモンのリエットとカプレーゼ 生ハム添え

【メインディッシュ】USプライム牛フィレ肉のステーキ ポルチーニとパンチェッタのソース

【デザート】プルミエショコラ

和食
鰆西京焼き・青梗菜と干し海老のお浸し

軽食
そのほか、空き時間には以下のような軽食もいただきました。
築地銀だこ たこ焼き

一風堂ラーメン 空の上のトンコツ「そらとん」

アメニティ
ビジネスクラスでは、空の上の時間を快適に過ごせるように以下のアメニティキットが用意されています。


①ANAオリジナル「グローブトロッター」ポーチ
②KOSE 雪肌精MYV
・雪肌精MYV トリートメント ウォッシュ(洗顔料)10ml
・雪肌精MYV コンセントレート ローション(化粧水)13ml
・雪肌精MYV コンセントレート クリーム 6g
③歯ブラシセット、アイマスク、イヤプラグ
私はアメニティキットに入っていた雪肌精の洗顔料や化粧水を使用してみましたが、とても品質がよく機内での乾燥対策にもなると感じました。
私がもらえたのは青いスーツケース型のポーチでしたが、どんな色・形状のポーチがもらえるかはランダムとなっています。
あらかじめ指定することはできないので、注意してください。
後向きで離発着!?
「THE Room」の特徴として、国内航空会社では初となる「後向き座席」が用意されています。
そのため、シートベルトは腰だけでなく写真のように肩からショルダーベルトも装着します。

人にもよるのかもしれませんが、個人的な意見としては、断然前向き座席派です。
後向き座席は、個人的に離発着ともに違和感があり、少々気分も悪くなってしまったため、もう二度と乗りたくないというのが本音です。
隣の座席に同席していた友人も、離陸時は問題なかったが、着陸時は違和感があったと言っていました。
しかし、空の上を安定飛行中のあいだは問題なく快適に過ごすことができたため、離発着時の衝撃が特に気にならないという方にとっては、後向き座席であっても快適なフライト時間を満喫することができるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、2019年からANA国際線に導入された最新仕様のビジネスクラス「THE Room」について、実際に乗ったときの様子をリポートしてきました。
本記事を読んで、「THE Room」の魅力が伝わり、このような印象を抱く方が少しでもいらっしゃれば幸いです。
「THE Room」に乗って到着したニューヨークは、晴天に恵まれていたため、美しいマンハッタンの街並みを思いっきり味わうことができました。
世界経済の中心地であるニューヨークでは、デフレで貧乏くさい現在の日本経済とは真逆の「街のエネルギーや人々の活気」を肌で感じることができます。
ぜひあなたも、「THE Room」の扉を開いて、ニューヨークを訪れてみてください。
扉の向こうにある世界は、きっとあなたの人生をより豊かなものへと導いてくれるはずです。
私はこの先、「脱サラ」というより難易度の高い自由な世界を目指して、さらなる刺激を追い求めながら変化の激しい人生を送っていきたいと思います!