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【医薬品・化学メーカー】業界の動向と大学別就職ランキング

医薬・化学品メーカーの就職

こんにちは!

KEN(@nomilenolife)です。

本ブログでは、就職や企業に関する現実を包み隠さず発信し、学生などに有益な情報を提供すべく、「就活・仕事」というカテゴリーで様々な記事をご紹介しています。

本記事の内容

医薬品・化学メーカーへの就職は「理学・農学・化学・薬学・医学」と幅広い分野を対象とするため、理系学生の中でも応募する母集団が多くかなり人気が高いです。

そんな医薬品・化学メーカーの動向および大学別就職ランキングをご紹介します。

医薬品メーカーの動向

最初に、医薬品メーカーの動向についてご紹介します。

医薬品は、我々の生活になくてはならないものですよね。

業界全体のトレンドとしては、最大手の武田薬品が海外大手製薬メーカーとの巨大な吸収合併をしたりと、再編が激しい時代を迎えています。

高齢化でますます需要も増えるし、勢いのある業界なのかな?

たしかに認知症やガンなどの新薬開発に力を注いでいるかと思いますが、残念ながら決して勢いがあるとは言えません

業界全体の売り上げ自体はそこまで低迷しているわけでもないのですが、武田薬品をはじめ協和発酵キリンやエーザイなど名だたる大手医薬品メーカーで、人員削減によるリストラが相次いでいます。

その原因としては、以下のことがあげられます。

・特許切れによる経営難

・海外メガファーマへの遅れ

これまで日本の医薬品メーカーは、一つの革新的な新薬を世に出すことができれば、特許による既得権益で20~30年はなにもしなくても現状を維持することができました。

しかし、ここ最近特許の期限が切れたため、ジェネリック医薬品のような安価な薬が発売されるようになり、既得権益で守られていた経営基盤を再構築する必要が出てきました。

ジェネリック医薬品は、消費者にとってはありがたいことかと思います。

一方、国内市場で大きな変革を強いられている状況で黒字化を実現させるためには、国内社員を減らしてグローバル化を進めることが急務なのでしょう。

そして、海外では多くの医薬品メーカーが吸収合併を繰り返しながらメガファーマへと成長させてきた頃、日本の医薬品メーカーは上述した特許による既得権益効果でこれといった変革をしてきませんでした。

そのため、その頃のツケが今になって業界全体の遅れとして表に出て、課題としてニュースになっているのではないかと推測されます。

MRのような営業職は、今後ますます生き残りをかけて熾烈な争いが繰り広げられることでしょう。

医薬品業界自体がなくなることはないですが、企業によっては厳しい変革期にあることを意識しておきましょう。

化学メーカーの動向

次に、化学メーカーの動向についてご紹介します。

そもそも、化学製品ってなにを作ってるの?

「化学製品」といわれても、パッと思い浮かばないかもしれません。

生活で身近な化学製品といえば、洗剤や化粧品などがあります。

これらは消費者が直接手にするものであるため最終製品と呼ばれています。

ただ、最終製品というのは少数派で、多くの化学製品は中間財といわれるものを作っています。

中間財ってなに!?初めて聞いた!
中間財とは

・我々(消費者)の手に渡る前の製品のこと。

・化学メーカーが製造した中間財は、他社の化学メーカーなどとやり取りされる過程で何度も異なる形態を変えて最終製品になる。

・スマートフォンのような電子機器、洋服やペットボトルなどのプラスチック製品となって消費者の手にわたる。

なるほど。日常生活で利用する多くの製品が、化学と関わっているんだね。

最終製品および中間財の化学製品全般は、大きく2つに分類されます。

【基礎化学品】
ポリエチレンなどの合成樹脂、酸素などの産業ガスのこと。加工が容易なため、品質差は少ないぶん企業間の価格競争が激しい。

【機能化学品】
高度な特許技術や手法で製造されることが多い。特殊な加工などを必要とするため、企業間で品質差が出やすい。

KEN
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機能化学品は、いわばオーダーメイドのようなものですね。

これまで日本の化学メーカーは、両方の製品を手がけてきました。

しかし、グローバル化の波を受け「基礎化学品」を製造する新興国との価格競争にやられてしまい、化学プラントを停止させるなど徐々に縮小しています。

そこで、代替案というわけでもないですが、各社とも日本の高い技術を活かして「機能化学品」へと主力製品を転換する傾向にあります。

化学メーカーも、これからの動向は要チェックですね。

医薬品・化学メーカーの大学別就職ランキング

医薬品・化学メーカーは理系学生の人気が高そう!
やっぱり、学歴フィルターってあるのかな…?

医薬品・化学メーカーは就職市場において、以下のような傾向があります。

【重工業やゼネコンなど】
機械系や土木・建築系など専門分野が限られる。

【医薬品・化学メーカー】
「理学・農学・化学・薬学・医学」と幅広い分野を対象とする。

このように、対象とする専攻が多いことや、「理系女子」からの人気も高いことから、応募する学生が多く人気は高いです。

2019年春の大学別就職ランキングトップ20を見てみましょう。

医薬品メーカー

医薬品メーカーの採用大学
順位 大学 アステラス エーザイ 大塚製薬 シオノギ 第一三共 大正製薬 中外製薬 合計
1 東京大学 8 5 0 3 7 4 18 45
2 大阪大学 5 2 3 12 3 3 2 30
3 京都大学 5 1 7 9 3 0 2 27
4 慶應義塾大学 5 4 0 0 4 9 4 26
5 東北大学 4 2 1 3 9 0 4 23
6 東京理科大学 4 1 3 4 3 4 1 20
7 同志社大学 1 1 5 1 5 3 1 17
7 立命館大学 2 4 3 2 4 1 1 17
9 九州大学 1 3 0 7 0 0 5 16
10 早稲田大学 2 3 0 0 7 3 0 15
11 北海道大学 3 0 4 2 2 0 3 14
12 法政大学 0 4 0 0 4 5 0 13
13 関西学院大学 1 1 4 0 1 4 1 12
14 筑波大学 4 2 1 0 1 1 2 11
15 明治大学 1 1 3 0 3 1 1 10
15 関西大学 0 1 3 1 4 0 1 10
17 東京工業大学 2 1 0 0 4 0 1 8
18 立教大学 1 1 1 0 4 0 0 7
19 名古屋大学 1 0 1 2 1 1 0 6
20 上智大学 1 0 0 2 2 0 0 5
20 中央大学 0 2 1 0 1 1 0 5

(出典:サンデー毎日2019.8.18-25号

化学メーカー

化学品メーカーの採用大学
順位 大学 旭化成 花王 資生堂 昭和電工 住友化学 富士フィルム 三井化学 三菱ケミカル 合計
1 早稲田大学 23 12 11 2 8 14 6 14 90
2 東京大学 20 9 6 3 11 14 3 11 77
3 京都大学 24 10 9 2 8 9 5 7 74
3 慶應義塾大学 13 6 15 0 9 13 9 9 74
5 大阪大学 19 10 3 1 14 4 6 10 67
6 東北大学 14 12 1 8 8 5 4 6 58
7 東京工業大学 16 6 2 6 7 4 5 11 57
8 九州大学 10 5 0 5 8 0 4 10 42
9 北海道大学 9 10 6 1 7 0 2 2 37
10 名古屋大学 10 8 3 1 4 1 5 4 36
11 一橋大学 7 1 2 3 3 8 1 6 31
12 関西学院大学 7 0 4 3 1 6 1 5 27
13 神戸大学 3 3 1 1 5 3 4 6 26
13 東京理科大学 2 5 5 0 3 1 1 9 26
15 筑波大学 4 3 10 2 2 1 1 0 23
15 同志社大学 5 1 5 2 2 1 4 3 23
17 上智大学 1 2 6 2 1 0 2 1 15
17 明治大学 4 2 5 0 2 2 0 0 15
19 立命館大学 3 1 5 2 0 1 1 1 14
20 立教大学 2 0 3 1 2 0 2 1 11

(出典:サンデー毎日2019.8.18-25号

医薬品メーカーは、東京大や大阪大など、基礎・臨床医学の分野が強い大学が上位にランクインしています。

そのほか、東京理科大など理系の学生が多い大学がランクインしてるのも印象的ですね。

一方、化学メーカーは財閥系企業も多いことから、古くからの歴史と伝統のある旧帝大や早慶が上位を独占しています。

事務系職種での採用であろう一橋大から30名以上就職しているのも、かなり学閥がありそうな印象を受けます。

KEN
KEN
こういう会社は、お堅い社風で年功序列のところが多いイメージです。

各業界の傾向をリサーチしたうえで、就職活動に臨みましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、医薬品・化学メーカーの業界の動向と大学別就職ランキングをご紹介してきました。

どちらの業界も我々の生活になくてはならない存在ですが、国内市場は頭打ちな状態も否めず、今後はグローバル化の波をどう乗り越えていくのかが重要であることがわかりました。

就職したあとの人生は学生までよりもはるかに長いです。

終身雇用で一生を会社のために生きることが人生ではありません。

あくまで「自分はどうありたいのか」「将来どんな人になりたいのか」をしっかり考え、自らの意思で納得いく未来を切り拓いてください。

KEN
KEN
本記事を最後まで読んでくださった、あなたの成功を願っています!

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