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【共通テスト得点率を紹介!】大阪公立進学校・大学入試結果

大阪公立進学校の共通テスト得点率

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KEN(@nomilenolife)です。

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本記事では、大阪の公立進学校である文理学科設置校を対象に、2021年春の大学入試における「共通テストの受験者数や得点率」などをご紹介します。

大阪の公立進学校について

大阪の公立進学校には、より高度で本質的な学習ができるよう「文理学科」が設置されています。

令和2年5月1日現在、大阪府にはおよそ130校の公立高校があります。

そのうち、文理学科が設置されている高校は下記の10校が該当します。

北野高校

豊中高校

茨木高校

大手前高校

四條畷高校

高津高校

天王寺高校

生野高校

三国丘高校

岸和田高校

どの高校も長い歴史があり、各界に著名な卒業生を輩出してきた由緒ある高校となっています。

大阪公立高校文理学科
【南北2強】大阪公立文理学科10校の歴史や大学合格実績こんにちは! KEN(@nomilenolife)です。 本ブログでは、受験や進学に関する情報および人生に付加価値を与えるよ...

大阪公立進学校の大学合格実績(2021年春)

2021年春の大学入試において、大阪の公立進学校10校では以下のような変化がありました。

普通科が廃止され全員が文理学科の卒業生

コロナウイルスの流行による学習への影響

センター試験から共通テストへの移行

様々な社会情勢の影響を受けた、2021年春の難関国立大学の合格実績は以下の通りです。

大阪公立進学校の難関大合格実績

コロナウイルスの流行や共通テストの移行にも流されず、北野高校や天王寺高校は優れた合格実績をあげました。

しかし、同じ文理学科内でも学校によって差が出る結果となりました。

大阪公立進学校の共通テスト受験結果(2021年春)

次に、大阪の公立進学校10校における「共通テスト」の受験結果をご紹介します。

すべての高校で7割以上の学生が、公立進学校全体ではおよそ8.5割の学生が5教科7科目を受験しています。

しかし、共通テストで得点率が8割以上の学生数になると、その事情は一変します。

共通テスト得点率8割

大阪トップの公立高校である北野高校は、共通テスト受験者のうち6割以上が得点率8割以上を達成しました。

次いで、天王寺高校や茨木高校では共通テスト受験者の5割弱が得点率8割以上となっています。

一方、豊中高校や生野高校では共通テスト受験者の1割強しか得点率8割以上となりませんでした。

また、共通テスト得点率が8割以上の人数と、難関国立大学の現役合格者数を比較してみましょう。

共通テスト得点率8割以上の難関大合格実績

この図から読み取れる各校の傾向は、以下の通りです。

【北野高校・天王寺高校・茨木高校】
共通テスト得点率8割以上の人数に対し、難関国立大学の現役合格者は少ない。したがって、身の丈に合わない出願による不合格事例が考えられる。

【高津高校・三国丘高校・岸和田高校】
共通テスト得点率8割以上の人数に対し、難関国立大学の現役合格者はやや少ない。したがって、強気な出願や2次試験での失点による不合格事例が考えられる・

【豊中高校】
共通テスト得点率8割以上の人数よりも、難関国立大学の現役合格者が多い。したがって、2次試験での逆転合格事例が考えられる。

【大手前高校・四條畷高校・生野高校】
共通テスト得点率8割以上の人数と、難関国立大学の現役合格者がほぼ一致。したがって、堅実な出願による合格事例が考えられる。

また、難関国立大学の現役合格者数と共通テスト得点率8割以上の人数を分析すると、両者には強い相関があることがわかりました。

共通テスト得点率と大学合格の相関

共通テスト得点率と目安となる大学は、以下の通りです。

85%:京都大学・一橋大学・医学部など
80%:大阪大学・神戸大学・旧帝国大学など
75%:大阪公立大学や京都工芸繊維大学など

KEN
KEN
8割を取るのは想像以上に大変です。

公立進学校の受験事情の変化

普通科が廃止され、全員が文理学科の卒業生であったにも関わらず、なぜこれだけの差が生じたのでしょうか。

このような結果となった要因として、大阪府の公立進学校における受験事情の変化が考えられます。

一体、どういうこと?

文理学科が導入された当初は、各校には普通科が併設されており、以下のような併願受験が可能でした。

前期:茨木高校文理学科

後期:豊中高校普通科

このような受験パターンでは、前期で文理学科に不合格になった人を後期で普通科に拾うことができます。

KEN
KEN
大学入試でいう、前期で京大・後期で神戸大を受験するようなイメージですね。

そのような入試制度であれば、下記のような現象が起こります。

上位校の文理学科に、惜しくも僅差で不合格となった。

その後、下位校の普通科に合格し、同校の文理学科より優れた成績を修める。

しかし、2016年春に北野高校と天王寺高校、2018年春からその他8校から普通科が廃止されたため、公立進学校間での併願ができなくなりました。

その結果、2021年春の卒業生は全員が文理学科となった一方、学力層が輪切りされ、学校間の序列化がより顕著になったと考えられます。

特に顕著な例として、豊中高校の大阪大学合格者数の変化を見てみましょう。

2019年:52名(全国5位)

2020年:57名(全国2位)

2021年:34名(全国12位)

2019年と2020年は大阪大学に50名以上の合格者を輩出しましたが、2021年は実績を落としています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、2021年春の大学入試における共通テストの受験率や得点率から、大阪の公立進学校に関する受験事情などをご紹介しました。

その結果、以下のことがわかりました。

公立進学校では、ほとんどが5教科7科目を受験

しかし、8割以上の得点率になると難易度が変わる

難関国立大学受験の出願傾向は、各校によって異なる

コロナウイルスの流行により、これまでの世の中とは異なる状況がまだまだ続いていくことでしょう。

また、2022年春には大阪公立大学が開校し、国内最大規模の公立大学が誕生します。

今後、文理学科として大阪府内を代表する公立進学校の大学合格実績が、どのように変化していくのか注目ですね。