こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、鉄道・航空などの公共交通や、移動が快適になるサービスに関する情報などを、「旅行・出張」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
空港にある「ラウンジ」には、さまざまな種類があります。
そんなラウンジを4つのランクに分類し、それぞれの特徴やサービスについてご紹介します。
一部評価には、私の経験や主観による好みなどもあるかと思いますが、ご容赦ください。
ランク①:カードラウンジ
1つ目のランクにあたるのが、カード会社が運営するカードラウンジです。
カードラウンジには、運営しているカード会社の提携カードを持っている場合、無料で入ることができます。
この提携カードは、ほとんどがゴールドランク以上なので、学生の方などは持つのが難しいことが多いです。
提携カードを持っていない方でも、大体のカードラウンジは有料で利用することができます。
具体的な値段は、だいたい1,000円前後で利用できるところが多い印象です。
カードラウンジには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
【メリット】
・ソフトドリンクを無料で飲める。
・パソコンなどの作業に集中しやすい環境を利用できる。
【デメリット】
・スペースが利用者数に対してそれほど広くないため、常に混雑している傾向にある。
・一部おつまみやアルコールドリンクなどが有料となっている。
・保安検査場を通過する前に設置されていることが多いため、搭乗時間ギリギリまでラウンジで過ごすことはできない。
このように、便利だが制約も多いというのがカードラウンジの特徴です。
そのぶん、ラウンジに入ること自体は、これから説明する航空会社ラウンジに比べると、難しくありません。
ランク②:航空会社ラウンジ
2つ目のランクにあたるのが、航空会社が運営する航空会社ラウンジです。
日本国内の航空会社に絞ると、以下の2つが該当します。
・ANAラウンジ(ANAが運営)
・サクララウンジ(JALが運営)
航空会社ラウンジには、国内線と国際線でサービスが異なっているため、分けてご紹介します。
国内線
国内線の航空会社ラウンジに入ることができる条件は、以下の通りです。
・各航空会社の上級会員になる。
・上位のシート座席(ANAのプレミアムクラスやJALのファーストクラス)を購入する。
羽田空港だけは、航空会社ラウンジを誰でも有料で利用することができます。
利用料金は、ANAラウンジが3,100円、サクララウンジが3,000円です。
航空会社ラウンジには、前章でご紹介したカードラウンジにプラスして、以下のようなメリットがあります。
・基本的に保安検査場を通過した後にあるため、搭乗時間ギリギリまでラウンジで過ごすことができる。
・おつまみ菓子やドリンク(アルコールを含む)を無料でいただける。
・プリンタも無料で使うことができる。

中部国際空港(セントレア)の国内線航空会社ラウンジは、ANAとJALの共用となっています。
カードラウンジと同等もしくはそれ以下のクオリティであるということを覚えておいた方がいいかもしれません。
国際線
国際線の航空会社ラウンジに入ることができる条件は、以下の通りです。
・各航空会社の上級会員になる。
・上位のシート座席(プレミアムビジネスクラスやファーストクラス)を購入する。
国際線のANAラウンジは、羽田空港、成田空港、ホノルル空港に限り、ステータスがなく、利用座席がエコノミークラスの人であっても利用料金を払うことで誰でも入ることができます。
利用料金は、事前予約の場合が4,000円、当日利用の場合が6,000円です。
国際線のサクララウンジは、有料で入れるということはなく、上級会員または限られた運賃種別の人のみが入室を許されています。
国際線の航空会社ラウンジでは、国内線にはなかった食事が充実しており、フライト前にお腹を満たすことができます。

さらに、シャワーを浴びることもできるので、フライト前に体をさっぱりさせることができます。

航空会社ラウンジは入室できる条件が厳しいため、普通に生活しているとなかなか縁のない世界と感じてしまう人が多いかと思います。
しかし、一度上級会員になった後は、SFCやJGCと呼ばれる各航空会社の提携クレジットカードを発行することで、年会費を払っていればいつでもラウンジを利用することができるようになります。
このステータスを得るために修行という言葉があり、私のように毎年この世界に引き込まれる人間がいるくらいです。


ランク➂:航空会社最上級ラウンジ
3つ目のランクにあたるのが、航空会社が運営する航空会社最上級ラウンジです。
こちらも、国内線と国際線で分けてご紹介します。
国内線
国内線の航空会社最上級ラウンジは、以下の2つが該当します。
・ANAスイートラウンジ(ANAが運営)
・ダイヤモンド・プレミアラウンジ(JALが運営)
これらのラウンジに入ることができる条件は、以下の通りです。
【ANAスイートラウンジ】
・ANAの最上級会員(ダイヤモンド会員)になる。
【ダイヤモンド・プレミアラウンジ】
・JALの最上級会員(プレミア会員またはダイヤモンド会員)になる。
・上位のシート座席(ファーストクラス)を購入する。
これらのラウンジでは、国内線でも軽食が置いてあり、フライト前にお腹を満たすことができます。

また、コンシェルジュが常駐しており、旅程の調整などの各種サービスのお手伝いをしてもらえます。
さらに、羽田空港の場合は、前章の国際線ラウンジと同様にシャワーを浴びることも可能です。
国際線
国際線の航空会社最上級ラウンジは、以下の2つが該当します。
・ANAスイートラウンジ(ANAが運営)
・ファーストクラスラウンジ(JALが運営)
これらのラウンジに入ることができる条件は、以下の通りです。
【ANAスイートラウンジ】
・ANAの最上級会員(ダイヤモンド会員)になる。
・上位のシート座席(ファーストクラス)を購入する。
・ミリオンマイラープログラムで、200万ライフタイムマイルを達成する。
【ファーストクラスラウンジ】
・JALの最上級会員(プレミア会員またはダイヤモンド会員)になる。
・上位のシート座席(ファーストクラス)を購入する。
これらのラウンジでは、より豪華な食事が提供されるほか、羽田空港ではレストランサービスもあるなど国内最高峰のラウンジとなります。

このように、航空会社の最上級ラウンジは、入室条件はとても厳しいですが、それ相応の素晴らしい空間が用意されています。
興味を持った方は、一生の思い出として航空会社の最上級会員を目指してみてはいかがでしょうか。


ランク④:VIPラウンジ
4つ目のランク(本記事でご紹介する最高峰のランク)にあたるのが、VIPラウンジです。
実は、ANAスイートラウンジやダイヤモンドプレミアラウンジの上に、著名人や一部上場企業の社長クラスなど、ごく一部の限られた人(VIP)しか入ることができないラウンジがあるといわれています。
ANAの場合、手荷物タグがピンク色の方がVIPです。
残念ながら、こちらに関しては航空会社からインビテーションが来ない限り、どれほどフライトを重ねても絶対に入ることはできません。
そのため、VIPステータスを持っていない私は、耳にしたことがある程度の情報となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、空港にある「ラウンジ」を4つのランクに分類し、それぞれの特徴やサービスについてご紹介してきました。
ラウンジの世界には奥が深いということがお分かりただけたと思います。
最後に1つ注意点を述べたいと思います。
インターネットやSNSの普及により、ユーチューバーなどがラウンジ内であからさまに写真や動画を撮影し、ツイッターやインスタグラムといったSNSに載せる行為が最近問題となってきています。
このような行為は、撮影している本人は良くても、周囲の人たちが不快に感じることもあります。
あくまで品位や節度をもった行動を心がけましょう。