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【校風や進学実績】旧第1学区・北野高校と豊中高校について

北野高校と豊中高校

こんにちは!

KEN(@nomilenolife)です。

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本記事の内容

私の大学時代の同級生には、大阪の「北野高校」と「豊中高校の出身の人がそれぞれいました。

両校は旧大阪第1学区で1・2番手の伝統校であり、京都大学や大阪大学などへ多くの合格者を輩出しています。

その理由を4つご紹介します。

北野高校と豊中高校とは?

はじめに、北野高校豊中高校について簡単にご紹介します。

北野高校

偏差値:75

設立:1873年(府立第1中学校)

最寄り駅:阪急十三駅

主な卒業生:手塚治虫(漫画家)・吉野彰(ノーベル賞受賞者)・橋下徹(弁護士)など

豊中高校

偏差値:69

設立:1921年(府立第13中学校)

最寄り駅:阪急豊中駅

主な卒業生:小林米三(元阪急電鉄社長)・柏原正樹(数学者)・森本敏(元防衛大臣)など

偏差値は、「リセマム・大阪府高校偏差値一覧・2019年度公立校」を参照しています。

どちらも戦前の旧制中学時代に設立され、長きにわたり府下有数の進学校として各界に有為な人材を輩出・社会の牽引に尽力してきた由緒ある高校です。

校風としては、それぞれ以下のような特徴があります。

【北野高校】
・文武両道で、スポーツにも熱心な校風。
・毎年、淀川の河川敷を男子10km・女子7kmずつ走る。

【豊中高校】
・北野高校に比べると、自由でのんびりとした校風。
・校則も緩く、パーマや染色などをする生徒もいる。

KEN
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豊中高校も各界に優れた人材を輩出していますが、学区制により永遠の2番手校という数奇な運命をたどっています。

比較!2010年~2020年の大学合格実績

続いて、北野高校と豊中高校の大学合格実績(2010年~2020年)を見てみましょう。

北野高校

グラフ内の棒線は、左から「文理学科導入」「学区撤廃」「オール文理学科」の年を示しています。

北野高校の難関国立大学合格者数 北野高校の関関同立合格者数
大学 2010(H22) 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30) 2019(H31) 2020(R2) 累計 平均
東京大学 1 3 3 3 8 8 7 5 7 3 11 59 5.4
京都大学 44 51 55 65 71 60 62 64 84 72 100 728 66.2
北海道大学 1 6 4 4 7 3 8 4 4 3 9 53 4.8
東北大学 2 2 0 2 1 1 1 0 0 2 2 13 1.2
名古屋大学 1 0 0 0 1 3 2 2 1 3 1 14 1.3
大阪大学 45 47 55 67 67 43 57 81 79 58 53 652 59.3
九州大学 1 4 4 6 1 6 2 1 3 1 3 32 2.9
神戸大学 27 30 28 25 35 29 43 46 26 42 36 367 33.4
一橋大学 2 1 1 2 1 0 0 3 2 2 2 16 1.5
東京工業大学 0 2 0 0 0 0 0 2 1 4 1 10 0.9
大阪市立大学 13 12 11 17 14 15 26 14 15 12 15 164 14.9
大阪府立大学 25 24 12 23 22 18 20 11 18 21 17 211 19.2
早稲田大学 11 20 25 19 27 13 19 14 17 13 9 187 17.0
慶應義塾大学 11 13 11 11 11 7 13 6 12 13 10 118 10.7
東京理科大学 4 8 15 19 7 11 15 15 17 13 4 128 11.6
同志社大学 92 165 165 196 169 174 172 179 116 149 186 1763 160.3
立命館大学 95 172 125 143 116 184 145 130 72 87 123 1392 126.5
関西学院大学 86 82 84 66 47 67 69 44 34 39 59 677 61.5
関西大学 74 48 57 56 53 49 58 41 25 28 36 525 47.7

豊中高校

グラフ内の棒線は、左から「文理学科導入」「学区撤廃」「オール文理学科」の年を示しています。

豊中高校の難関国立大学合格者数 豊中高校の関関同立合格者数
大学 2010(H22) 2011(H23) 2012(H24) 2013(H25) 2014(H26) 2015(H27) 2016(H28) 2017(H29) 2018(H30) 2019(H31) 2020(R2) 累計 平均
東京大学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.0
京都大学 4 1 2 2 6 4 2 6 4 8 6 45 4.1
北海道大学 1 1 3 2 3 0 2 1 5 5 6 29 2.6
東北大学 2 3 2 2 1 0 1 1 0 1 1 14 1.3
名古屋大学 1 1 0 1 1 0 1 0 3 3 2 13 1.2
大阪大学 17 26 39 31 39 30 39 32 35 52 57 397 36.1
九州大学 0 0 1 1 1 4 2 1 3 4 3 20 1.8
神戸大学 15 23 17 20 31 26 23 22 39 35 33 284 25.8
一橋大学 0 0 1 0 1 0 0 0 0 0 1 3 0.3
東京工業大学 0 0 1 0 1 0 1 0 0 0 0 3 0.3
大阪市立大学 9 15 15 27 25 22 29 26 34 31 21 254 23.1
大阪府立大学 14 9 13 19 14 29 17 12 13 24 19 183 16.6
早稲田大学 8 17 9 7 17 13 14 9 11 13 9 127 11.5
慶應義塾大学 6 4 2 1 6 4 4 3 1 2 6 39 3.5
東京理科大学 4 8 4 4 7 3 2 0 5 8 5 50 4.5
同志社大学 76 103 133 133 166 153 141 111 160 192 192 1560 141.8
立命館大学 92 141 131 142 183 181 197 151 139 214 225 1796 163.3
関西学院大学 127 150 200 149 170 150 153 105 115 100 121 1540 140.0
関西大学 140 119 165 111 114 118 135 152 89 169 163 1475 134.1

上記のデータより、以下のことがわかりました。

【北野高校】
・難関国立大学志向が強く、近年は京都大学を筆頭に合格実績を伸ばしている。
・関関同立では同志社大学・立命館大学を受ける学生が多く、関西学院大学・関西大学はあまり相手にされていない傾向にある。
・そのほか、首都圏の有名私立である早慶や理科大などの合格者数も目立つ。

【豊中高校】
・北野に比べると合格実績は劣るものの、近年は大阪大学を中心に難関国立大学への合格実績を伸ばしている。
・しかし、最上位層は偏差値で輪切りされていることから、東京大学や京都大学の合格者数は激減する。
・関関同立への合格者数がとても多く、同志社大学・立命館大学が増加・関西学院大学は減少・関西大学は横ばい傾向にある。

合格実績が上昇している理由

それでは、なぜ2校の難関国立大学への合格実績が上昇傾向にあるのか、4つの観点から考察していきましょう。

理由①:文理学科設置による大阪公立進学校の復権

1つ目の理由は、「文理学科設置による大阪公立進学校の復権」です。

文理学科とは、橋下徹元大阪府知事が公立高校の教育改革として導入した学科のことで、北野・豊中など大阪府内10校の公立高校に2011年より設置されています。

導入当初は普通科と文理学科が併設されていましたが、2016年に北野高校・2018年に豊中高校がそれぞれ文理学科のみの募集となっています。

この「文理学科」を設置したことで、私立高校などに流出していた優秀層が公立高校に回帰するようになってきているのではないでしょうか。

理由②:学区の撤廃

2つ目の理由は、「学区の撤廃」です。

大阪府では、1950年から2013年まで「学区制」が導入されており、住所や地区によって受験できる公立高校が限られていました。

その結果、優秀層は各学区のトップ校に散在するため、大学合格実績も驚異的な数字を出すことが難しい状況になっていたと考えられます。

KEN
KEN
私立高校であれは、他府県からも優秀な学生を集められますもんね。

特に、2000年代~2010年代にかけて大阪の公立進学校は低迷期にあり、全盛期を知る頃のOBたちから指摘の声が相次いでいたそうです。

学区が撤廃された結果、北野高校へは大阪府内から優秀層が集まるようになっています。

なお、文理学科設置校の沿革や合格実績・学区制の歴史などについては、以下の記事でご紹介しています。

大阪公立高校文理学科
【南北2強】大阪公立文理学科10校の歴史や大学合格実績こんにちは! KEN(@nomilenolife)です。 本ブログでは、受験や進学に関する情報および人生に付加価値を与えるよ...

理由③:学校側の努力

3つ目の理由は、「学校側の努力」です。

豊中高校では、文理学科導入の2011年より以下のことを実施しています。

・制服義務化

・大学との連携

以前の自由奔放だった頃は、国立大学が難しい場合は関関同立へ妥協する学生も多いのが豊中高校の特徴でした。

しかし、文理学科導入以降は制服義務化や大阪大学との高大連携の取り組みなど、学校側の着実な努力が教育成果として身を結びつつあるのではないでしょうか。

理由④:転勤族が多い地域

4つ目の理由は、「転勤族が多い地域」です。

日本の社会では、難関大学を卒業して大手企業や中央省庁などでキャリアを積む場合、数年単位で転勤や異動が伴うことが多いです。

例えば、転勤族が多く集まる地域の進学校には以下のような高校があります。

札幌南高校:札幌市中央区や南区には大手企業の札幌支店などが多い

仙台第二高校:札幌と同様に、仙台市青葉区などに大手企業の仙台支社などがある

そして、大阪のビジネスの中心地といえば「梅田」です。

梅田での仕事を中心に、出張や会議で東京などへ移動するときにおいても「大阪空港」や「新大阪」などへのアクセスが良い「北摂地域」というのは、利便性が高い地域です。

また、北摂地域には阪急電鉄が走っており、この「阪急沿線」は大阪府内でも高級住宅街のあるエリアとなっています。

KEN
KEN
JR西日本の総合職社員であっても、北摂の阪急沿線に住みたいそうです(笑)

このように、優秀層が集まりやすい地域であることから、学力の高い生徒の総数も必然的に多くなるのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、旧大阪第1学区で1・2番手の伝統校である「北野高校」と「豊中高校」について、校風や大学合格実績をご紹介してきました。

その結果、進学校であっても校風合格者の多い大学には差異が見られました。

また、北摂地域は転勤族が多い文教地区であることから、2番手の豊中高校に進学したとしても、頑張り次第で大阪大学などの難関大学を目指すことができます。

このような実情を踏まえ、どのような校風の高校で3年間を過ごしたいかを考えるときに、本記事が参考になれば幸いです。

KEN
KEN
本記事を最後まで読んでくださったあなたが、納得のいく進路実現をされることを祈ります!

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