こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、受験や進学に関する情報および人生に付加価値を与えるような情報を、「受験・+More」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
本記事では、2021年大学入試において、関西圏を代表する私立大学「関関同立」の高校別合格者数(速報版)をご紹介していきたいと思います。
対象大学および参考資料
本記事でご紹介する大学は、以下の4大学です。
①同志社大学
②立命館大学
③関西大学
④関西学院大学
これらの4校を一括りにして「関関同立」と呼ばれることが多いです。
首都圏ではあまり馴染みがないかもしれませんが、関西圏では首都圏の「早慶」に並ぶ私立大学がないため、上記の4校が代表的な私立大学となっています。
また、本記事でご紹介する合格者数については、以下の情報を参考としています。
本記事では、合格者数が多い上位10校のみご紹介していますが、サンデー毎日・週刊朝日の2誌では合格者数が10位以降の高校まで詳しく掲載されています。
関関同立・高校別合格者数
それでは、関関同立の各大学における高校別合格者数をご紹介していきます。
同志社大学

順位 | 高校 | 合格者数 |
1 | 茨木 | 171 |
2 | 北野 | 156 |
3 | 西宮・市立 | 147 |
4 | 畝傍 | 143 |
5 | 膳所 | 138 |
歴史と伝統があり関関同立トップの私大である同志社大学へは、大阪の茨木高校が171名合格でトップを飾りました。
そのほか、北野や膳所といった関西圏の名門公立高校が名を連ねています。
このような高校は、京都大学や大阪大学など難関国立大学の高校別合格者数ランキングにおいても常連校です。
このことから、併願先として関関同立の中で最も難しい同志社大学を受験する学生が多いのではないでしょうか。
立命館大学

順位 | 高校 | 合格者数 |
1 | 膳所 | 340 |
2 | 石山 | 299 |
3 | 嵯峨野 | 273 |
4 | 茨木 | 273 |
5 | 彦根東 | 214 |
同志社大学と同じく京都に所在する立命館大学では、昨年と同じく滋賀の名門・膳所が340名合格で第1位に輝きました。
また、立命館大学は以前「大阪いばらきキャンパス」を新たに開設したことから、第3位には地元の進学校である茨木がランクインしています。
そのほか、石山や嵯峨野・彦根東など近隣府県の高校からの合格が多いのが特徴です。
関西大学

順位 | 高校 | 合格者数 |
1 | 畝傍 | 235 |
2 | 三国丘 | 223 |
3 | 高津 | 220 |
4 | 西宮東 | 213 |
5 | 生野 | 206 |
大阪府内にキャンパスがある関西大学は、奈良の畝傍が235名合格で昨年に続き首位となりました。
そのほか、三国丘や高津・生野など大阪南部の進学校からも多数合格しています。
これはおそらく、大阪南部から同志社大学や関西学院大学の所在する京都や兵庫へは通学に時間がかかることから、同じ大阪府内にあり通いやすい関西大学を選ぶのではないでしょうか。
また、近年はマグロの養殖で有名な「近畿大学」が熱心な取り組みで受験生の支持を集めており、関関同立に迫る勢いがあります。
関西学院大学

順位 | 高校 | 合格者数 |
1 | 西宮・市立 | 190 |
2 | 須磨学園 | 150 |
3 | 西宮東 | 149 |
4 | 長田 | 136 |
5 | 葺合 | 135 |
兵庫の西宮と三田にキャンパスがある関西学院大学は、地元の西宮(市立)が190名合格でトップを飾りました。
また、須磨学園や長田といった兵庫県内の高校からの合格が目立ちます。
一方、かつて関西学院大学の合格者数でトップを飾ることの多かった大阪の豊中高校は順位を下げています。
これは、大阪では公立トップ校に文理学科が設置されたことにより、同志社大学など上位校へ受験層がシフトしている可能性が考えられます。
さらに、関西学院大学は関関同立の中で推薦や内部進学の比率が高いことで有名であり、一般入試の割合を減らすことで偏差値を実態より高く出しています。
4大学の合計合格者数ランキング
最後に、関関同立4校の合格者数を合計したときのランキングをまとめてみたいと思います。

順位 | 高校 | 合格者数 |
1 | 西宮・市立 | 660 |
2 | 茨木 | 657 |
3 | 畝傍 | 573 |
4 | 豊中 | 557 |
5 | 高津 | 555 |
関関同立全体での合格者数では、兵庫・西宮(市立)が660名合格で首位を飾りました。
そのほか、大阪の茨木・豊中など上位には関西地域の進学校が名を連ねています。
関西圏にお住まいの方で「関関同立以上の大学へ進学したい」という場合には、上記のランキングを参考に志望校を選択することで、進路実現の可能性が高まるのではないでしょうか。
今後、各高校の集計により最終的な合格者数は変わる可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、2021年大学入試において、関西圏を代表する私立大学「関関同立」の高校別合格者数をご紹介してきました。
関関同立は世間一般的には有名私立大学ではありますが、東証一部などに上場している有名大手企業などに就職したい場合、関関同立は学歴フィルターのボーダーラインになることが多いです。
2021年の大学入試では、コロナ渦や共通テストの導入により、地元志向・安全志向が強まる可能性も考えられました。
しかし、旧帝大の一角である国立の北海道大学では、前期試験合格者における道内占有率は35%とここ数年で最低値を記録しました。
このように、いつの時代も上位層はそう簡単に揺らがないため、時代の波に翻弄されることなく、自身がどのような人生を歩んでいきたいのかをしっかりと考えることが大切です。