こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、就職や企業に関する現実を包み隠さず発信し、学生などに有益な情報を提供すべく、「就活・仕事」というカテゴリーで様々な記事をご紹介しています。
本記事では、JR系列の独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)」の技術系実際に内定した知人にインタビューし、新卒採用の本選考についてご紹介していきたいと思います。
この知人は、2014年に旧帝大理系の大学院を修了しています。
鉄道建設・運輸施設設備支援機構とは?
そもそも、「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」という組織名を初めて聞く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どのような組織なのか、ご紹介します。
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(Japan Railway Construction, Transport and Technology Agency、略称:JRTT、鉄道・運輸機構)は、国土交通省所管の中期目標管理法人たる独立行政法人である。
日本鉄道建設公団(鉄道公団)と運輸施設整備事業団(運輸事業団)の業務を承継し、2003年10月1日設立。本社は横浜市。
(Wikipedia「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」より)
世間一般では、「鉄道・運輸機構」や「JRTT」といった略称のほうが馴染みのある方も多いかもしれませんね。
鉄道・運輸機構は、北海道や北陸、リニアなど各新幹線の建設工事などのマネジメントをしており、主な業務内容は以下の通りです。
・地盤・環境調査
・用地取得・地元協議
・工事の発注・施工管理
このように、調査や協議・発注など「全体を見通した仕事」をすることができます。
また、独立行政法人という「準公務員」の立場になるため、福利厚生も整っています。
鉄道・運輸機構の採用選考について
鉄道・運輸機構の採用選考は以下のような流れで進んでいきます。
①インターンシップ
②会社説明会
③エントリーシート提出
④リクルーター面接
⑤筆記試験
⑥1次面接
⑦2次面接
⑧3次面接
インターンシップ
知人は、鉄道・運輸機構大阪支社で開催されたインターンシップへ参加したそうです。
・グループワークなどくだらない茶番劇でなく、実際の現場で職業体験をするタイプ。
・初日に課題が与えられ、最終日にパワーポイントで発表を行う。
・資料作成の合間に、実際の作業現場や社内の研究発表会にも参加できた。
知人はこのインターンシップを通じて、「鉄道・運輸機構で働くという具体的なイメージ」をつかむことができ、後の選考において役立ったそうです。
会社説明会
会社説明会では、業務に関する説明や座談会などが実施されるそうです。
知人は、面接練習やOB訪問の斡旋を行う「リクルーター」とも連絡先を交換することもできたそうです。
エントリーシート提出
説明会のあと、エントリーシートの提出が求められます。
・志望動機
・卒論・修論の概要
・グループ活動で主体的に取り組んだ経験
・これまでに直面した大きな困難や課題
・どのようにして乗り越えたか
・ほかに志望している業界、企業
各設問は字数が少なく、いずれも200~300字程度で簡潔に書かなければいけないそうです。
リクルーター面接
リクルーター面接は、以下のような感じだったそうです。
【面接場所】
大学所在地
【所要時間】
不明
【質問内容】
・志望理由
・グループ活動で主体的に取り組んだ経験
・これまでに直面した大きな困難や課題
・どのように乗り越えたか
・他社の選考に関して
・転勤が多いけど大丈夫か
・入社したら何をやりたいか
・鉄道・運輸機構の仕事内容とJRや公務員との違いは何か
・インターンシップでの経験を具体的に教えてください
・逆質問
筆記試験
リクルーター面接の次は、筆記試験があります。
【試験場所】
札幌・仙台・東京など選択式
【所要時間】
4時間
【試験内容】
・教養試験:SCOAという形式で、120問を60分で解く
・適性検査:30分ほどの性格検査
・専門試験:専門科目の問題のほか、作文問題が出題
知人曰く、専門試験の作文問題が合否の分かれ目になったのではないかと話していました。
筆記試験の結果は1週間以内に通知され、この段階で50名ほどに絞られたそうです。(200~300名ほどが受験。)
1次面接
1次面接は、以下のような感じだったそうです。
【面接場所】
大学所在地
【所要時間】
25分程度
【面接人数】
職員3名vs学生1名
【質問内容】
・志望理由
・グループ活動で主体的に取り組んだ経験
・これまでに直面した大きな困難や課題
・どのように乗り越えたか
・他社の選考に関して
・転勤が多いけど大丈夫か
・入社したら何をやりたいか
・鉄道・運輸機構の仕事内容とJRや公務員との違いは何か
・インターンシップでの経験を具体的に教えてください
・逆質問
志望動機では、「JRや公務員との違い」「なぜ鉄道・運輸機構を志望するのか」を深く問われたそうです。
事前に企業研究をしっかり行い、質問に関して答えられるようにしておくことが重要です。
2次面接
2次面接は、以下のような感じだったそうです。
【面接場所】
本社
【所要時間】
30分程度
【面接人数】
中堅4名vs学生1名
2次面接は、「どのような人物か」「一緒に仕事をしていくことができるか」という項目を重視した面接だったそうです。
翌日、結果連絡があったそうです。
3次面接
3次面接は、以下のような感じだったそうです。
【面接場所】
本社
【所要時間】
10分程度
【面接人数】
6名(ベテラン4名・若手2名)vs学生1名
3次面接では、奇をてらった質問があったそうです。
日頃から様々なことに広くアンテナを張り、どんな質問にも答えられるようにしましょう。
結果については、即日~2週間以内に連絡がくるそうです。(人によってタイミングは異なる。)
なお、内定の場合は以下のことを約束させられるそうです。
・他社の内定辞退
・教授の推薦状を提出
・掲示板に書き込まないこと
最近、本ブログのアクセス数が非常に伸びてきている一方、他のブログサイトで勝手に写真や文章を盗作したり、申し出なしに引用したような記事が見られることから、2次面談および最終面談の具体的な質問内容は限定公開(以下サンプル)とさせていただきます。

読者の方にはご迷惑をおかけし大変恐縮ではございますが、何卒ご了承ください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、JR系列の独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)」の技術系実際に内定した知人にインタビューし、新卒採用の本選考についてご紹介していきたいと思います。
就職活動は、人生において大きな転機です。
日本では終身雇用制度が根強いため、知人は「今後30~40年間働くイメージ」を持てる業界や企業を目指すことが一番だと話していました。
また、そのような業界・企業を見極めるためにも「さまざまな企業を見て、自分の将来像をイメージすること」が大切とも話していました。