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KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、受験や進学に関する情報および人生に付加価値を与えるような情報を、「受験・+More」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
本記事では、岐阜県トップの進学校である「岐阜高校」の主要大学および医学部などの合格実績を、2020年春の受験データから分析・考察します。
岐阜高校とは?
はじめに、岐阜高校について簡単にご紹介します。
偏差値:72
設立:1873年
著名な卒業生:柘植康英(元JR東海社長)・小島信夫(芥川賞作家)・大栗博司(カリフォルニア工科大学教授)など
偏差値は、「みんなの高校情報・岐阜県高校偏差値一覧2021年度版」を参照しています。
岐阜高校は150年ほどの長い歴史をもつ県内屈指の名門校で、各界に多くの著名人を輩出してきました。
岐阜高校の主要大学合格実績(2020年)
次に、岐阜高校の主要大学における合格実績(2020年)について、受験者数・合格者数・合格率をそれぞれご紹介します。
受験者数と合格者数は、現役・浪人の合計値です。
難関国立大学
難関国立大学の合格実績は以下の通りです。

結果は以下のように考察できます。
10大学全体で約250名が受験し、約120名が合格
近くの旧帝大である名大には受験者の約半分が合格
現役と浪人を合わせた10大学の合格率は5割弱
岐阜高校といえば、名古屋大学の高校別合格者数で毎年上位にランクインする名門校です。
しかし、そんな岐阜県トップの高校であっても、難関国立大学には半分以上が不合格となることがわかりました。

国公立大学・医学部医学科
岐阜高校の学生が進学しやすい東海地方の国公立大学や医学部医学科の合格実績は以下の通りです。

結果は以下のように考察できます。
地元の岐阜大学には、半分以上が合格
名工大や名市大の合格率は半分未満
医学部医学科は受験者の3人に1人が合格
地元の岐阜大学は、国公立大学の中では旧帝大などに比べて易しい大学です。
しかし、それでも合格率は半分程度でした。
このとから、高校でしっかり勉強しないと、大学受験では簡単に厳しい状況に陥ります。
首都圏私立大学
首都圏私立大学の合格実績は以下の通りです。

結果は以下のように考察できます。
早慶に合格できるのは、受験者のうち約3割
上智大学や東京理科大学は、受験者の5割前後が合格
MARCHの5大学には、受験者のうち5割弱が合格
この結果から、進学校であっても早慶はMARCHや上智大学などと比べて、合格難易度が高いことがわかります。

関西・東海圏私立大学
関西・東海圏にある私立大学の合格実績は以下の通りです。

結果は以下のように考察できます。
南山大学と名城大学には、受験者の7割前後が合格
関関同立トップの同志社大学には、受験者の5割弱が合格
立命館大学と関西大学は、受験者の6割弱が合格
この結果から、関西・東海圏では同志社大学が最も難しく、南山大学や名城大学は比較的入りやすいことがわかります。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、岐阜県トップの進学校である「岐阜高校」の主要大学合格実績を、2020年の入試データをもとに分析・考察してきました。
その結果、以下のことがわかりました。
難関国立大学に合格できるのは受験者の半分未満
地元の国公立大学には受験者の半分ほどが合格
早慶に合格できるのは受験者のうちたった3割
このように、高校偏差値が70を超える県内トップ校であっても、大学受験の結果は人によってこれだけの差が出ることがわかりました。
偏差値の高い高校に進学したことに慢心せず、そこからが本当の意味で勉強が始まることを意識しておきましょう。