こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、就職や企業に関する現実を包み隠さず発信し、学生などに有益な情報を提供すべく、「就活・仕事」というカテゴリーで様々な記事をご紹介しています。
日本の就職活動は茶番です。
私が実際に就職活動を経験してみて、このように感じた理由を4つの観点からご紹介します。
理由①:第1希望じゃないと落ちる
日本の就職活動が茶番すぎる1つ目の理由は、「第1志望じゃないと落ちる」ということです。
日本の新卒採用では、会社によっては内定辞退を恐れて第1志望かどうかしつこいくらいに聞いてくることがあります。
別記事でご紹介している「JFEエンジニアリング」の本選考では、第1志望かどうか迷っていることを正直に話した友人が、以下のようなことを言われました。
学生を選ぶのはあくまで会社側なんだから、大人しく会社に従え。世の中は自分中心に回っていない。

このような企業では、以下のAさんとBさんのどちらが採用されやすいか、考えてみてください。
・学業成績は極めて優秀で、行動力に長けている。
・コミュニケーション能力も抜群で、他社からも複数内定を獲得している。
・能力の高さ故に、本当に弊社へ来てくれるかわからない。
・学業成績はいまひとつで、なかなか行動に移せない。
・コミュニケーション能力はそれほど高くない。
・しかし、弊社が第1志望で内定を出せば必ず来てくれる。
冷静に考えれば、Aさんのような人材を採用した方が会社にとっては有益なはずですが、「第1志望を最優先にする企業」では、Bさんを採用してしまいます。
理由②:ほぼ全員が同じ格好で就職活動をする
日本の就職活動が茶番すぎる2つ目の理由は、「ほぼ全員が同じ格好で就職活動をする」ということです。
毎年就職活動の時期になると、街中の至るところで以下のような格好を見かけませんか?
・黒無地のスーツに真っ白なシャツ
・ネクタイの柄はストライプ&結び方は中途半端
・スーツのサイズが身体に合ってない
・ベージュ系のコートを着ている
黒というのは熱を吸収しやすい色のため、5~6月になってくると地獄のような暑さになります。
弊社の選考へは
クールビズでお越しください。
このように言われていても、律儀に「ジャケット&ネクタイ」でやってくる就活生が湧いている光景はあなたも見覚えがあるのではないでしょうか。
でもよく考えてみてください。
また、企業の採用説明会などでは、以下のようなメッセージをよく聞きます。
当社は多様性あふれる人材を採用したいと考えています!個性あふれる皆さんのご応募をお待ちしております。
「個性」を見たいのなら、まずは服装から見直したらどうでしょうか?
理由③:メンバーに振り回されるグループディスカッション
日本の就職活動が茶番すぎる3つ目の理由は、「メンバーに振り回されるグループディスカッション」です。
グループディスカッションの主な流れ・特徴をご紹介します。
①謎の「よろしくお願いします!」で開始。
②意識高い系や就職活動ガチ勢がすぐに仕切る。
③論点がずれていても、主張を通そうとする変な人がいる。
④結局、あまり意義のある結論は出ない。
⑤人事からのフィードバック。
このような選考において、企業側は就活生の立ち居振る舞いを見たいのでしょうが、一体何がわかるというのでしょうか?
よっぽど、一定期間アルバイトなどで雇い、実務を体験させたほうがよっぽど早い気がします。
理由④:給与や福利厚生について詳しく聞けない
日本の就職活動が茶番すぎる4つ目の理由は、「給与や福利厚生について詳しく聞けない」ということです。
そもそも、あなたは何のために働きますか?
私にとって仕事は、「お金をもらうため」の手段でしかないです。
それ以外のことで、仕事に対しては何の感情もありません。
しかし、日本の社会は「稼いで贅沢することは悪」「お金の話題はNG」といった意味のわからない価値観が蔓延しています。
そのため、就職活動の場で「給与」「福利厚生」などについて詳しく知ることはあまりないのが現状です。
よく、「仕事を通じて世のため人のために頑張りたい!」「御社に入って、〇〇という仕事に携わりたい!」などと言う人がいますが、本当に心からそう思っていますか?
このように、本音と建前で企業側も就活生側も化かしあうような採用選考が、果たしてなにか有益かつ生産性の向上につながるのでしょうか?
(参考)就職後の仕事は面白いの?
就職活動が茶番劇のような場合、就職後の仕事も不毛な可能性が高いです。
ここで、大企業や中央省庁に勤める知人の声をもとに実情を見ていきましょう。
(大手化学メーカー勤務)
・年功序列で毎日ルーチンワークの繰り返し&何も学ぶことがない状態。
・また、Aさんと同期入社の社員は高卒でもできるような業務に配属されており、大卒とは?と思うことも。
・恋愛や合コンなどのどうでもいい噂話だけはすぐに広まる。
(大手鉄道会社勤務)
・年功序列で転勤が多く、業務内容は内向きなものばかり。
・社内でしか使えないスキルしか身に付かず、危機感を抱く日々。
・転勤が多いため、浮気や不倫に走る単身赴任者も多く、まともな環境とは言えない。
・噂話だけは、新幹線並みのスピードで広まるとのこと。
(国家公務員総合職)
・業務内容は学生時代の専門分野とある程度関連しているが、飲み会の立ち居振る舞いや上司の悪ノリがめんどくさいことも。
・上司同士が犬猿の仲で、Cさんは板挟み状態となりつらいとのこと。
・結局は年功序列で若手のうちは激務薄給のため、割に合わない。
年功序列であれば、年齢とともに給与はそこそこ上がっていきますが、このような「社外で通用しないスキル」が増えていくため、「変化の激しい時代を生き抜く力」は皆無になります。
つまり、時代にそぐわない採用活動やキャリアパスをいつまでも続けているから、茶番劇があちこちで繰り広げられるのでしょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、日本の就職活動が茶番すぎる理由を4つご紹介してきました。
また、実際に大手企業や中央省庁に勤める知人らの声とともに、茶番劇の先にある茶番な業務についてもご紹介してきました。
私自身の就職活動時代を振り返っても、8~9割はくだらないなと思う場面ばかりでした。
最近になってようやく、新卒一括採用の限界や経団連のルール廃止のような動きもありますが、日本の社会が効率的・合理的に変化するのはまだまだ先の話でしょう。
このような現実を踏まえて、いち早く自由な生活を実現させるために、まだまだ突き進んでいきたいと思います。