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KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、就職や企業に関する現実を包み隠さず発信し、学生などに有益な情報を提供すべく、「就活・仕事」というカテゴリーで様々な記事をご紹介しています。
本記事では、電力・ガス大手7社の2020年春・大学別就職者数をご紹介します。
本記事でご紹介する就職者数は、事務系・技術系などの区別はされていません。
対象企業および参考資料
本記事でご紹介する企業は、以下の7社です。
①関西電力
②九州電力
③中部電力
④東京電力
⑤東北電力
⑥大阪ガス
⑦東京ガス
また、本記事でご紹介する就職者数については、「サンデー毎日 2020年08月30日号」の情報を参考としています。
本記事では、就職者数が多い有名大学を一部ご紹介していますが、雑誌内では就職者数が1名の有名大学まで詳しく掲載されています。
大学別就職者数(電力会社)
はじめに、大手電力会社5社の2020年春・大学別就職者数をご紹介します。

大手電力会社5社への就職者数では、京都大学がトップを飾っています。
そのほか、上位には東北大学や大阪大学など各地域を拠点とする難関国立大学がランクインしています。
会社ごとに、詳しく見ていきましょう。
関西電力
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 京都大学 | 29 |
2 | 大阪大学 | 27 |
3 | 神戸大学 | 20 |
4 | 同志社大学 | 10 |
5 | 関西学院大学 関西大学 |
8 |
原発マネーの金品収受問題が記憶に新しい「関西電力」への就職は、京都大学が29名就職でトップを飾りました。
そのほか、上位には大阪大学や神戸大学が続いており、地元の難関国立大学からの採用が目立ちます。
関関同立からの就職実績もありますが、大阪大学などと比べ学生数が倍近く違います。
そのため、関関同立から関西電力への就職はかなり難しいでしょう。
九州電力
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 九州大学 | 34 |
2 | 早稲田大学 | 14 |
3 | 同志社大学 | 10 |
4 | 熊本大学 | 10 |
5 | 慶応義塾大学 | 6 |
九州のインフラを支える「九州電力」へは、地元旧帝大の九州大学が34名就職でトップを2分しました。
そのほか、上位には地元の熊本大学や、早稲田・同志社などが名を連ねています。
中部電力
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 名古屋大学 | 24 |
2 | 立命館大学 | 10 |
3 | 同志社大学 大阪大学 |
8 |
5 | 京都大学 | 7 |
電力会社の中で最も平均年収が高いことから、勝ち組と称される「中部電力」では、地元の名古屋大学が24名就職で最多となりました。
そのほか、上位には関関同立や京都大学などが名を連ねており、東海圏に近い関西圏からの就職も目立ちます。
東京電力
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 早稲田大学 | 22 |
2 | 東京理科大学 | 17 |
3 | 京都大学 | 15 |
4 | 日本大学 東京工業大学 |
13 |
2011年に発生した東北太平洋沖の大地震で被災し、事故を起こした福島第一原子力発電所により良くも悪くも有名となった「東京電力」への就職は、早稲田大学が22名就職で首位となりました。
そのほか、上位には東京理科大学や東京工業大学など首都圏の有名大学はもちろん、京都大学もランクインしています。
東北電力
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 東北大学 | 34 |
2 | 早稲田大学 | 5 |
3 | 中央大学 | 4 |
4 | 北海道大学 | 3 |
仙台に本社があり、東北6県の生活基盤を支える東北の優良企業「東北電力」への就職は、東北大学が34名就職で首位となりました。
そのほか、首都圏の私立大学や北海道大学など、東日本地域の有名大学から採用が目立ちます。
大学別就職者数(ガス会社)
次に、ガス会社大手2社の2020年春・大学別就職者数をご紹介します。

ガス会社大手2社への就職者数では、早稲田大学がトップを飾っています。
そのほか、上位には慶応義塾大学や京都大学など、名だたる難関大学がランクインしています。
会社ごとに、詳しく見ていきましょう。
大阪ガス
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 京都大学 | 21 |
2 | 大阪大学 神戸大学 |
11 |
4 | 同志社大学 | 4 |
5 | 早稲田大学 慶応義塾大学 |
3 |
大阪に本社を置くインフラ企業「大阪ガス」への就職は、地元の京都大学が21名就職で首位となりました。
第2位以降は大阪大学や神戸大学・同志社大学など、関西トップクラスの難関大学からの採用が目立ちます。
東京ガス
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 早稲田大学 | 26 |
2 | 慶応義塾大学 | 17 |
3 | 東京理科大学 東京工業大学 |
9 |
5 | 東北大学 | 8 |
首都圏を代表する大手インフラ企業「東京ガス」への就職は、早稲田大学が26名就職でトップを飾りました。
そのほか、東京理科大学や東京工業大学など、こちらも大阪ガスと同様に首都圏の有名大学からの採用が目立ちます。
電力・ガス会社への就職率
電力・ガス大手7社への就職者数ランキングは、以下の通りです。
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 早稲田大学 | 80 |
2 | 京都大学 | 77 |
3 | 大阪大学 | 62 |
4 | 東北大学 | 59 |
5 | 九州大学 | 41 |
6 | 神戸大学 | 39 |
6 | 慶応義塾大学 | 38 |
8 | 名古屋大学 | 36 |
9 | 同志社大学 | 35 |
10 | 東京理科大学 | 30 |
就職者数の首位は、早稲田大学の80名でした。
しかし、大学はそれぞれ学生数が異なるため、見せかけの数字に騙されてはいけません。
旧帝大クラスの国立大学:2~3千人程度
早慶・MARCHクラスの私立大学:4~8千人程度
このように、国立大学と比べて倍以上の学生が私立大学からは就職していきます。
そこで、各大学の全就職者数における電力・ガス大手7社への就職率を見てみましょう。
東京大学は、全就職者数のデータがないため除いています。
順位 | 大学 | 就職率(%) |
1 | 京都大学 | 2.44 |
2 | 東北大学 | 2.03 |
3 | 大阪大学 | 1.66 |
4 | 名古屋大学 | 1.58 |
5 | 東京工業大学 | 1.55 |
6 | 神戸大学 | 1.39 |
6 | 九州大学 | 1.31 |
8 | 東京理科大学 | 1.04 |
9 | 早稲田大学 | 0.91 |
10 | 一橋大学 | 0.81 |
就職者数に対する割合を算出すると、トップは京都大学になりました。
第2位以降も難関国立大学が名を連ねており、インフラ企業は学歴のハードルが高いと考えられます。
将来電力・ガス会社などに勤めたいと思っている方は、こちらの結果は志望大学を決めるうえで非常に参考になるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、電力・ガス会社の2020年春・大学別就職者数を見てきました。
電力・ガスをはじめ、JRなどインフラ系は採用人数が少ない傾向にあります。
しかし、安定した経営基盤に魅力を持つ学生からの応募が殺到することから、採用選考の競争率は非常に高くなります。
その結果、中央省庁の総合職採用のように学歴重視の風潮が強まります。
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安定した企業に勤めたい!
このように考えている方は、旧帝大クラスの学歴があると良いでしょう。