こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、就職や企業に関する現実を包み隠さず発信し、学生などに有益な情報を提供すべく、「就活・仕事」というカテゴリーで様々な記事をご紹介しています。
政府系やメガバンクなど、大手金融機関の大学別就職ランキングをご紹介します。
対象銀行および参考資料
本記事でご紹介する銀行は、以下の7行です。
①日本銀行
②日本政策金融公庫
③みずほFG(みずほFG・みずほ銀行・みずほ信託銀行の合計)
④三井住友銀行
⑤三菱UFJ銀行
⑥三井住友信託銀行
⑦三菱UFJ信託銀行
日本政策投資銀行と農林中央金庫に関する情報は、


また、本記事でご紹介する就職者数については、「サンデー毎日 2019年8月18・25日合併号」の情報を参考としています。
本記事では、就職者数が多い有名大学のみご紹介していますが、雑誌内では就職者数が1名単位まで詳しく掲載されています。
政府系金融機関・大学別就職者数
はじめに、政府系金融機関2行(日本銀行・日本政策金融公庫)の大学別就職者数をご紹介します。

政府系金融機関では、早稲田大学や慶応義塾大学・東京大学など文系に強い大学が上位にランクインしています。
銀行ごとに、詳しく見ていきましょう。
日本銀行
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 東京大学 | 20 |
2 | 慶応義塾大学 | 16 |
3 | 早稲田大学 | 11 |
4 | 京都大学 東京女子大学 |
6 |
6 | 学習院大学 一橋大学 |
5 |
8 | 立教大学 青山学院大学 |
4 |
10 | 同志社大学 明治大学 九州大学 上智大学 日本女子大学 |
3 |
貨幣や国債など日本国の命運を握る政府系金融機関「日本銀行」へは、東京大学が20名就職でトップを飾りました。
第2位以降は、慶応義塾大学や京都大学など難関大学がランクインしているほか、東京女子大学や日本女子大学などもランクインしています。
これはおそらく、総合職以外の採用が多いためと考えられます。
日本政策金融公庫
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 早稲田大学 | 20 |
2 | 慶応義塾大学 | 15 |
3 | 立命館大学 | 11 |
4 | 同志社大学 中央大学 |
10 |
6 | 明治大学 岡山大学 |
7 |
8 | 東京大学 京都大学 学習院大学 九州大学 大阪大学 |
5 |
財務省所管の特殊会社「日本政策金融公庫」への就職は、早稲田大学の25名が最多となりました。
そのほか、日本銀行と比べると東京大学に集中する傾向はないですが、全国各地の有名大学からの採用が目立ちます。
メガバンク・大学別就職者数
次に、メガバンク3行(みずほ・三井住友・三菱UFJ)の大学別就職者数をご紹介します。

メガバンクも、政府系金融機関と同様に、同志社大学や明治大学など文系に強い大学が名を連ねています。
メガバンクは、長きにわたり大量採用で文系学生の受け皿として機能しており、バブル期の頃には世界の時価総額ランキングでトップに君臨していました。
そんな輝いた実績も過去の栄光であり、近年は機械化などを進めることで採用数を絞り、人気ランキングからも姿を消しつつあります。
銀行ごとに、詳しく見ていきましょう。
みずほHD
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 慶応義塾大学 | 66 |
2 | 早稲田大学 | 62 |
3 | 同志社大学 明治大学 |
35 |
5 | 青山学院大学 中央大学 |
23 |
7 | 法政大学 | 19 |
8 | 東京大学 立命館大学 上智大学 |
18 |
昔は第一勧銀だった青色のメガバンク「みずほFG」への就職は、慶応義塾大学の66名が最多でした。
次いで早稲田大学から62名就職しており、早慶の存在感が目立ちます。
そのほか、トップ10は東京大学以外すべて私立大学がランクインしました。
三井住友銀行
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 慶応義塾大学 | 72 |
2 | 早稲田大学 | 70 |
3 | 関西学院大学 大阪大学 |
36 |
5 | 京都大学 | 33 |
6 | 神戸大学 | 31 |
7 | 東京大学 | 30 |
8 | 同志社大学 | 25 |
9 | 青山学院大学 | 19 |
10 | 中央大学 | 18 |
関西に源流を持つ緑色のメガバンク「三井住友銀行」への就職は、慶応義塾大学が72名でトップを飾りました。
次いで早稲田大学の70名と、こちらでも早慶が圧倒的な数を送り込んでいます。
そのほか、関西にゆかりのある銀行であることから、京都大学や関西学院大学など関西地域の有名大学が名を連ねています。
三菱UFJ銀行
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 早稲田大学 | 83 |
2 | 慶応義塾大学 | 73 |
3 | 同志社大学 | 37 |
4 | 関西学院大学 | 35 |
5 | 南山大学 | 32 |
6 | 立教大学 立命館大学 |
30 |
8 | 青山学院大学 日本女子大学 |
29 |
10 | 中央大学 | 28 |
旧三菱財閥に源流を持つ赤色のメガバンク「三菱UFJ銀行」へは、早稲田大学が83名就職で最多となりました。
そのほかトップ10は、同志社大学や青山学院大学など私立大学が独占しています。
メガバンクの実態について
参考までに、メガバンクへ就職した後の実態を3つご紹介します。
①内定~配属時点で出世コースかどうかが決まっている
頭取や役員クラスに行けるかどうかは、
②10~20年後に社内に残るのは3割
つまり、7割はその後メガバンクを去っていきます。
③泣きながら土下座も現実にある
とある行員は、取引先で「
信託銀行・大学別就職者数
最後に、信託銀行2行(三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行)の大学別就職者数をご紹介します。

ここでも、慶応義塾大学と早稲田大学がツートップとなっており、日銀を除く金融機関は早慶が大好きであることがわかります。
銀行ごとに、詳しく見ていきましょう。
三井住友信託銀行
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 慶応義塾大学 | 46 |
2 | 早稲田大学 | 32 |
3 | 同志社大学 | 24 |
4 | 明治大学 | 21 |
5 | 関西学院大学 | 20 |
6 | 青山学院大学 大阪大学 |
17 |
8 | 立教大学 中央大学 |
13 |
10 | 立命館大学 | 12 |
三井住友信託銀行への就職は、慶応義塾大学の46名が最も多い結果となりました。
そのほか、トップ10の国立大学は大阪大学のみで、有名私立大学が上位に名を連ねています。
三菱UFJ信託銀行
順位 | 大学 | 就職者数 |
1 | 慶応義塾大学 | 51 |
2 | 早稲田大学 | 42 |
3 | 明治大学 | 17 |
4 | 同志社大学 関西学院大学 立教大学 |
13 |
7 | 法政大学 | 11 |
8 | 一橋大学 | 10 |
9 | 上智大学 学習院大学 |
8 |
三菱UFJ信託銀行への就職も、慶応義塾大学が51名でトップを飾りました。
三菱UFJ信託銀行も、トップ10の国立大学は文系の名門・一橋大学のみで、その他はすべて私立大学がランクインしています。
このことから、メガバンクなど金融機関へ就職したい場合は「早慶やMARCH・関関同立クラス」の私立大学に進学すると、就職できる可能性が高まるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、政府系やメガバンクなど大手金融機関における「2019春・大学別就職者数」についてご紹介してきました。
就職者数が多い大学を見ると、早慶やMARCHなど有名私立大学が名を連ねていることがわかりました。
しかし、私立大学の就職者数は1学年あたり3,000~5,000人規模の人数であるため、有名大学であっても大手のハードルは高いです。
このような実情を踏まえ、ライバルに負けないよう早めの準備をしていきましょう。