こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、鉄道・航空などの公共交通や、移動が快適になるサービスに関する情報などを、「旅行・出張」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
私は2017年に自腹で「SFC修行」を行いました。
一方、翌年2018年には、「実質無料」
その方法をご紹介します。
実質無料でプラチナ会員になった方法
早速答えになってしまいますが、私が2018年に実質無料でANAプラチナ会員になった方法は、以下の2つです。
①就職活動
②学会発表
それぞれ、具体的に説明していきます。
就職活動
1つ目は、就職活動です。
私は北海道に住んでいたことから、東京や名古屋、大阪などで開催される企業の説明会や面接には、必ず飛行機移動が伴いました。
企業によっては、遠方からの学生には交通費を支給してくれるところもあります。
この物理的な地域差による交通費を活用して、私はプレミアムポイントを貯めることにしました。
プレミアムポイントとは、ANA便に乗ると貯まる、マイルとは別に積算されるポイントのことです。
毎年1月~12月に獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーのステイタスが決まります。
詳しくはANA公式ホームページをご覧ください。
例えば、領収書実費精算の会社へ足を運ぶ場合、新千歳-羽田間を正規運賃で乗ると、往復で2,840プレミアムポイントを貯めることができます。
このように思う方は、正規運賃以外の運賃でも大丈夫です。
・前日まで予約・購入できるバリュー運賃
→往復で2,330プレミアムポイントが貯まる。
・21日前まで予約・購入できるスーパーバリュー運賃
→往復で1,530プレミアムポイントが貯まる。
上記のポイント数を単純計算すれば、東京開催の説明会や面接に4回ほど往復するだけで、およそ1万プレミアムポイント程度は貯まる計算になります。
私も最初はこのような考えになったことがありますが、実際にはたくさんありました。
私は、以下の方法で会社を調べました。
①「マイナビ」や「リクナビ」といった就職ナビサイトを片っ端から調べる。
②友人・知人と、調べた情報を共有する。
会社によって、以下のように交通費の支給条件は変わり、飛行機を予約・購入する運賃の種別が変わるため、ここは念入りに調べました。
・地域ごとに規定額支給
・一律〇〇円
・領収書分を支給
・上限〇〇円
この方法により、私はインターンシップや会社説明会などが活発になる時期に、月に数回東京や大阪へ飛び、就職活動の傍らでプレミアムポイントを貯めていました。
その結果、約半年ほどでステータス獲得条件である「5万プレミアムポイント」に到達し、プラチナ会員になることができました。
①会社の交通費支給に関する条件は、年度や各企業の景気によっても状況は変わるため、必ずしも過去の支給条件が今年や翌年以降も同様であるとは限らないのでご注意ください。
②よく、領収書実費精算の企業に対し、ANAやJALの正規運賃で購入した領収書を提出したにもかかわらず、実際にはキャンセルしてLCCで移動し、その差額を儲けにする学生がいますが、これは「詐欺罪」になり立派な犯罪行為です。過去には会社側が不審に思い、摘発されて処分を受けている人もいるそうなので、そのような行為は絶対にやめましょう。
学会発表
2つ目は、学会発表です。
これは主に、理系分野の研究などをしている大学院生向けになりますが、学会発表を活用することもできます。
私は大学院時代に、国内と海外の学会へ参加したことがあります。
残念ながら、私が学会へ参加した年はプラチナ会員になったタイミングではありませんでしたが、こちらもうまく活用すれば、プレミアムポイントを貯めることができます。
というのも、海外などへは往復するだけでもそれなりの距離があるため、国内線を何度も乗るよりもプレミアムポイントを一気に貯めることができます。
学会だけで5万プレミアムポイントを貯めることはさすがに難しいかもしれませんが、少なからず足しにはなるかと思いますので、参考にしてみてください。
学会の移動にかかる費用は、研究室の予算状況や教授の金銭感覚によっても左右されるため、そのあたりに関しては自身の指導教官のお財布事情についてきちんと調べておくようにしましょう。
ANAプラチナ会員になるまでに搭乗した路線
参考までに、私がANAプラチナ会員に到達するまでに実際に搭乗した路線を、以下に記載します。

路線 | 回数 |
東京(羽田)-札幌(新千歳) | 30 |
大阪(伊丹)-札幌(新千歳) | 4 |
新潟-札幌(新千歳) | 3 |
大阪(関西)-札幌(新千歳) | 2 |
東京(羽田)-大分 | 2 |
東京(羽田)-大館能代 | 1 |
東京(羽田)-大阪(伊丹) | 1 |
東京(羽田)-大阪(関西) | 1 |
広島-札幌(新千歳) | 1 |
東京(成田)-広島 | 1 |
このように、大半は「東京(羽田)―札幌(新千歳)」が占めていますが、大分や大館能代など、全国各地に足を運んでいます。
2018年は、就職活動を終えた後も飛行機に乗る機会が多く、年末にはダイヤモンド会員まで到達しました。


飛行機に乗るための「時間」の作り方
当然ながら、これだけ飛行機に乗るための「時間」を作り出すのは容易ではありませんよね。
しかし、私が所属していた研究室は幸いにもコアタイムなどなく、毎日のように大学へ通う必要がなかったため、あまり問題はありませんでした。
また、研究やゼミなどの打ち合わせに関しては、指導教官と予め相談しておくことで、前もって予定が重複しないように工面していました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、私が学生時代の就職活動や学会発表を通して、「実質無料でANAプラチナ会員になれた方法」をお届けしてきました。
このように感じていただける方が、少しでもいれば幸いです。
学生時代でも、ほんのちょっと視点や発想を変えるだけで、飛行機修行僧の夢であり、半永久的に快適なサービスを受けることができる「スーパーフライヤーズカード」の条件を達成し、若くして得ることができました。
しかし、この条件を達成する過程では、以下のような不快なこともありました。
・企業の担当者から「交通費目当てで来たの?」と嫌味を言われる。
・あまり仲良くない知り合いに、同じ説明会などで遭遇する。
このような場面に遭遇しても、フライトのために耐え抜いたおかげで「スーパーフライヤーズカード」を得た私は、今では帰省や旅行のときなどに以下のメリットを受けています。
・ラウンジや優先保安検査場を利用できる。
・手荷物がプライオリティですぐに出てくる。
・運が良ければ上位クラスの座席を利用できる。
また、「国内外の空港ラウンジをどんどん巡りたい!」という新しい趣味にも巡りあうことができたので、自分の人生が良い方向に変わったと感じています。