こんにちは!
KEN(@nomilenolife)です。
本ブログでは、鉄道・航空などの公共交通や、移動が快適になるサービスに関する情報などを、「旅行・出張」というカテゴリーの記事でご紹介しています。
ここで質問ですが、あなたは航空会社の上級会員向けサービスと聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
一般的には、ラウンジや優先搭乗などが思いつくかと思います。
以下に、わかりやすい上級会員向けサービスをいくつか挙げてみます。
・搭乗前にラウンジの利用ができる。(ドリンクや軽食あり)
・保安検査場や搭乗の優先や、預けた手荷物がすぐに出てくる。(GWやお盆などに効果絶大)
・事前に指定できる座席のエリアが増える。(前方など)
・搭乗時のボーナスマイルが増える。
ANAの場合、このようなサービスを受けられる上級会員の中で最高峰のステータスが、ダイヤモンド会員(著名人や芸能人といったVIPを除く)と呼ばれる人たちです。
私は2018年に、このANAダイヤモンド会員に到達することができました。
本記事では、ANAダイヤモンド会員のメリットについて、実体験をもとにご紹介していきたいと思います。
ANAダイヤモンド会員とは?
ANAダイヤモンド会員になるためには、プレミアムポイント(pp)と呼ばれる、飛行機に乗ると貯まるポイントを1年間(1月1日~12月31日)で10万ポイント貯める必要があります。
プレミアムポイントは、マイルとは別のポイントです。
プレミアムポイントは、運賃種別と搭乗路線により貯まり方が変わります。
下の例を見てみましょう。
【羽田空港(東京)~新千歳空港(札幌)に搭乗した場合】
スーパーバリュー運賃(割引運賃):765pp
フレックス運賃(当日運賃):1420pp
【那覇空港(沖縄)~新千歳空港(札幌)に搭乗した場合】
スーパーバリュー運賃(割引運賃):2095pp
フレックス運賃(当日運賃):3194pp
このように、プレミアムポイントは「搭乗距離が長く、運賃が高い」ほどたくさん貯まる傾向にあります。
そして、10万プレミアムポイントを貯めることを目的に飛行機に乗ることをダイヤモンド修行と呼び、その修行を終えることを解脱と呼びます。
ダイヤモンド修行は、100万円(pp単価10円)以内で解脱できればコスパが良いと言われています。
このような方のために、次章でANAダイヤモンド会員のメリットについて説明していきたいと思います。
ANAダイヤモンド会員のメリット
メリット①マイルの有効期限がなくなる
1つ目のメリットは、ダイヤモンド会員の間はマイルの有効期限がなくなるということです。
一般的に、ANAやJALが提供しているマイレージサービスには、3年間の有効期限があります。
海外の航空会社(デルタ航空やユナイテッド航空など)では、マイルの有効期限をなくす動きもありますが、現在日本の大手航空会社2社では、そのような制度はありません。
一方、マイルのメリットを最大限活かすことができる使い方である特典航空券は、数千~数万マイル貯める必要があります。
普通に生活をしていては、このようなマイルを3年以内に貯めるのは容易ではありません。
しかし、期限内に使わなければ、せっかく貯めたマイルも水の泡となってしまいます。
ANAダイヤモンド会員になることで、マイルの有効期限を気にせず貯めることができるのは、ありがたいことだと思います。
メリット②:ANAスイートラウンジに入室できる
2つ目のメリットは、ANAスイートラウンジに入室できるということです。
ANAスイートラウンジにできるのは、以下の人たちだけに限られます。
【国内線】
・ANAダイヤモンド会員
・200万ライフタイムマイル保持者
【国際線】
・ANAダイヤモンド会員
・ファーストクラス搭乗者
・200万ライフタイム保持者
国内線のスイートラウンジでは、以下のようなものが提供されています。
・おにぎりやパン
・味噌汁やスープ
・その地域のご当地スイーツ

また、スイートラウンジにはコンシェルジュが常駐しており、旅程の調整などの各種サービスのお手伝いをしてもらえます。
さらに、羽田空港の場合はシャワーを浴びることも可能です。
国際線のスイートラウンジでは上記の国内線のサービスに加えて、ビュッフェ・オーダー形式の食事を楽しむことができます。

メリット③:事前座席指定の範囲が広い
3つ目のメリットは、事前座席指定の範囲が広いということです。
以前、ANAの国際線事前座席指定の有料化に関する記事を書きました。

しかし、ダイヤモンド会員であればこれまでと変わらず無料で自由に座席を選ぶことができます。
また、国内線であれば、当日開放される座席以外のすべての座席を事前に指定できます。
「窓側の座席が良い」「足元が広い座席が良い」といった、自分好みの座席を選択できるというのは快適さに直結するものなので、嬉しいポイントです。
メリット④:問い合わせ時の通話料金がかからない
4つ目のメリットは、問い合わせ時の通話料金がかからないということです。
プラチナ会員以下までだと、ANAサービスデスクに問い合わせるとき、通話料がかかってしまいます。
しかし、ダイヤモンド会員になればフリーダイヤルにかけることができるようになります。
国際線のチケットなどで対応が長くかかるような問い合わせをするときも、通話料を気にする必要がありません。
また、台風や大雪などで欠航や遅延が発生したときも、電話が繋がるまでのスピードは早いです。
そのため、緊急時や混雑する時期には特に効果を発揮します。
メリット⑤:機内でCAさんに話しかけてもらえる
5つ目のメリットは、CAさんに話しかけてもらえるということです。
例えば国際線では、搭乗時に担当のパーサーの方から挨拶を受けることがあります。
私はプラチナ会員の頃、ダイヤモンド会員の友人と国際線に隣同士で乗ったときに以下のような事態が起きました。
友人(ダイヤモンド会員):挨拶あり
KEN(プラチナ会員):挨拶なし
ダイヤモンド会員になった後は、ちゃんと挨拶されるようになりました。
20代でダイヤモンド会員というのはCAさんにとってもインパクトが強いらしく、話題のきっかけになることは間違いありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、ANA上級会員の最高峰ステータスである「ダイヤモンド会員」のメリットについて、実体験をもとにご紹介してきました。
本記事を通じて、ダイヤモンド会員の魅力が少しでも伝われば幸いです。
一方で、私はダイヤモンド修行を通して、上記のメリットを享受できる権利を得ましたが、失ったものもたくさんあります。
・同年代と話が合わなくなる。(KENの場合)
・年功序列の大企業での働き方が不毛に感じる。(友人の場合)
これからも、「目指せミリオンマイラー!」というブログタイトルのように、時の証を夢見て空を飛び続けたいと思っています。
本記事を通じて興味を持たれた方は、ぜひダイヤモンドの世界へお越しください。
良い意味で、世間の常識や固定観念を壊していきましょう!